フットサルスクール活動記 Vol.1~世界で通用する選手を育成する~

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hibikore5

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こんにちは。

ヒビコレです。

私はフットサルスクールの運営を行っており、今後スクール活動についても発信していきます!

私が発信することで、今後同じように《スクールを始める方》や《お父さんお母さん》のお役に立てればと思います!

今回は、無料体験期間中に行った練習について。

今回の体験会には2名(小学1年生1名、小学2年生1名)の子が参加しました。

内容を紹介します。

今回の対象は、Uー8年代(6歳~8歳)

どの年代を対象にするかで、働きかけがかなり変わります。

必ず、年代に合わせた指導方針を定めて行います。

テーマ:ゴールを奪う

今回のテーマはゴールを奪う。

ゴールを奪うために、「ボールをどのように運ぶのか」にフォーカスしました。

流れは、以下の通り。

  1. ウォーミングアップ(鬼ごっこ)
  2. 1対1ボールキープ
  3. 1対1(2ゴールライン突破(ゴールは直角))
  4. 1対1(2ゴールライン突破(ゴールは対面、始まりは前後))
  5. 1対1のゲーム
  6. コーチ対2のゲーム

私の考え方で、「子供自身が解決方法を考えて表現すること」を重点にトレーニングを行いました。

ウォーミングアップ(しっぽ取り鬼ごっこ)

目的:前進する、ゴールを奪う

副目的①:突破

副目的②:かわす

キーファクター:サイドステップ、正対する、ボディフェイント、ボールを運ぶ

ルール①:逃げる人はお尻につけたビブスを取られないようにする。

ルール②:逃げる人は真ん中にある、ボールを取って、コートの外にドリブルで逃げたら勝ち

このメニューはコーディネーションも含んだトレーニングです。

育成年代では、サイドステップを行う機会が少ないため、サイドステップからクロスステップで加速などの移行に慣れていないことが多いです。

そのため、今回はサイドステップ要素を入れました。

逃げる人の目的(ボール)が中心にあるので、必然的にボールに身体を向けて横移動することになるので、サイドステップとクロスオーバーの必要性が生じます。

あとは、鬼役のコーチが逃げる方向を調整しながら行いました♪

1対1ボールキープ(様々なルールで)

①攻撃者は「へそ」を守備者に向けないでボールを守る

②攻撃者は「へそ」を守備者に向けてボールを守る

様々なボールキープがあるのですが、

今回は、この2つを行いました。

①の守備者にへそを向けないということは、背負うカタチでボールをキープすることになります。

②は守備者にへそを向けるということは、守備者と正対してボールをキープすることになります。

各回ごとに、選手にヒアリングを行います。

「ボールを守る人はどうやったら守れる?」

「ボールを取る人が嫌なことって何だった?」

など、コーチは答えを言わず、子供たちから最適解を引き出します。

また、良かったプレーは、皆でシェアして、

「~君のどこが良かった?」などヒアリングしながら進めます。

成功体験を紹介し、シェアすることで、チャレンジ精神に刺激を加えます。

1対1+サーバー ライン突破(直角2ゴール)

目的:前進、フィニッシュ

副目的①:突破

副目的②:かわす

キーファクター:ボールアタック、コントロールオリエンタード、コントラピエ

ルール①:サーバー(コーチ)からパスが出たら守備スタート

ルール②:攻撃は前と横にあるどちらかのゴールをドリブル通過

このメニューは特に、

①ボールを迎えに行く(ボールアタック)

②ファーストタッチでボールを運ぶ(コントロールオリエンタード)

③ファーストタッチで方向転換(コントラピエ)

の要素が強いです。

育成年代のコーディネーションが、

ボール移動中に自在に身体を動かすことに対して、慣れていないことが多いので、

このようなメニューで、ボールが移動している間に身体を動かすことをトレーニングすると、リアルなゲームでのプレーに近づいていきます。

1対1+サーバー(対の2ゴール)

目的:前進、フィニッシュ

副目的:コーディネーション

キーファクター:スペースアタック、マークをはがす、コントロールオリエンタード、方向転換

ルール①:サーバーからボールを受ける攻撃者、守備者を決める。

ルール②:ボールを受けたら、両サイドのどちらかのゴールに決める。

ルール③:守備者はサーバーからのボールをカットしても良い。ボールを取った   ら、両サイドのどちらかのゴールに決める。

このメニューは、ボールを受ける前、受けた後のプレーをトレーニングすることができます。

ボールを受ける前には、守備者がいないスペースへの飛び出しと、守備者が就いてきたときに、逆を取るマークはがしが必要になります。

ボールを受けた後は、ファーストタッチでスペースへ運ぶ(コントロールオリエンタード)ことがポイントで、守備者がついてきたら方今転換の技術も求められます。

今回は、サーバーはコーチが行いましたが、例えば子供たちにもサーバーをしてもらい、難しければ、サーバーは手でパスしても良いです。

目的や段階に応じて、設定を調整し実際のゲームに近づけていきます。

最後はゲーム

トレーニングの最後はゲームを行いました。

ゲームは、なるべく少人数で行うことが望ましいです。

理由は、対象の年代がU-8年代だからです。

U-8年代の子は、精神的には自己中心性から他者との関りの芽生えの段階です。

さらに、身体的・技術的にも十分ではありませんので、なるべく少ない人数でゲームを行い、認識しやすくすることが大事だと考えます。

今回は、子供たち同士の1対1のゲーム。

コーチ対こども2人のゲームの2種類のゲームを行いました。

コーチとゲームをするときは、

ポジショニングを調整して、

「~君がボールを持っているときは、どこでボールをもらえるとゴールしやすいかな~??」など、声掛けを行うと、自然と今までのトレーニングで行ったスペースを見つけるプレーが出やすくなりました!

こういった積み重ねが大事だと考えています。

プレーしながら自身で考える力の重要性

今回の一連のトレーニングで、

コーチは一度もコーチからこうした方が良いという、

いわゆる「ティーチング(教える)」ということをしていません。

オーガナイズ(コートサイズやルール)の調整と、働きかけで子供たち自身が最適解を見つけるようになります。

私が運営するスクールで大事にしていきたい部分です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

スクールは都内で行っていますので、興味ある方はコメントください♪

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